数学の定理とその証明
多項式を因数分解するための基本的な公式として、以下のような公式が存在する。例えば、a2−b2=(a−b)(a+b)やa3+b3=(a+b)(a2−ab+b2)などがある。
まず、差の二乗公式a2−b2=(a−b)(a+b)を証明する。
右辺を展開すると、(a−b)(a+b)=a2+ab−ab−b2=a2−b2となる。
したがって、a2−b2=(a−b)(a+b)が成り立つ。
次に、和の三乗公式a3+b3=(a+b)(a2−ab+b2)を証明する。
右辺を展開すると、(a+b)(a2−ab+b2)=a3−a2b+ab2+a2b−ab2+b3=a3+b3となる。
したがって、a3+b3=(a+b)(a2−ab+b2)が成り立つ。
これらの公式は、多項式の因数分解において基本的かつ重要な役割を果たす。(証明終)